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てしの機材レポート

レンタル館の機材マスター「てし」が監修する、カメラやレンズ、そのた映像機材のレビューや使い方紹介を行っているブログです。作例や使用感なども豊富に掲載しています。

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2017.06.26 |

映像周辺機器その他機材

レンタル機材でゲーム実況動画は作れるのか【実践編】

タイトル2

前回の記事では、ゲーム実況に必要な機材についてご説明しました。
そして弊社で扱っているレンタル品だけでゲーム実況動画は作れるのか、使えそうな機材を選定してきたところからのスタートになります。
ではさっそく実践と行きましょう。

ATOMOS SHOGUNとPS4を繋いでみよう

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繋ぎ方はSHOGUNのHDMI入力にPS4から伸びたHDMIケーブルを差し込みます。
前回の記事で説明したHDCPはオフの状態でないと、映らないので注意しましょう。
ちなみに今回使用したPS4はCUH-2000シリーズ。薄型になったPS4ですが、従来のCUH-1000シリーズでも同様の方法で接続可能です。

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繋いだ状態での入力情報です。入力ソースは1080pの59.94フレーム。フルHD解像度で約60フレームで収録することができます。

ちなみにこのレコーダーは本来一眼レフなどの高品質カメラで動画を撮影する際に、HDMIやHD-SDIから出力された非圧縮の映像を、高画質なPro-Res形式やRAWデータとして収録するためのいわばプロユース向けの本格派レコーダー。
恐らくPS4とこれを繋いでゲームを撮るために使っているのは僕くらいではないだろうか……。

さて、映像がきたところでマイクを繋いでみるテストです。
付属のLemo/XLRケーブルを装着して、キャノンケーブルを繋ぎます。
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付属のケーブルからは、キャノンのオス、メスがL/Rにそれぞれ分かれています。
今回はマイクを一本だけ使いますので、Rchに挿すことにしました。
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SHUREのSM58Sと繋いだ状態
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さて、今度はSHOGUNの画面上でマイク入力の設定をしなくてはなりません。
SHOGUNの画面を確認してみましょう。
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オーディオの入力を確認するには、まず画面の一番左端にあるレベルメーターをタップします。
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すると、図のような入力された音の詳細画面が表示されます。
入力された音は緑色のゲージが上下に動いているはずですので、音がきているチャンネルのRecボタンを押しましょう。
これを押していない状態だと、せっかく撮ったのに音が聞こえない……といった問題が発生しますので注意が必要です。基本的には全部押しておくことをおすすめします(なぜなら筆者がこの後失敗してました……)

マイクの音を調整するためには、画面の一番右にあるチャンネルをみてみましょう。
すぐ下に「AUDIO OPTIONS」というボタンがあります。

入力した外部マイクの詳細設定画面が出てきました。
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Analog Gain(L)(R)とそれぞれゲインレベルを上げることができます。
マックスで20dbまで上げることが可能でした。
ただ、20dbまで上げるとサーッというノイズも大きくなってしまうので、あまりゲインを上げることができません。
Audio inはMic Levelに設定。Mic 48Vとあるのはファンタム電源です。
キャノンケーブルから入力されたマイクに、ケーブルを経由して電源を送る仕組みです。これは必ずオンにしておくべきでしょう。

実際のゲーム画面のレベルです。
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ゲームによって違うかもしれませんが、各チャンネルに別々の音がついていて、同時になっています。
これがしっかり一緒に収録されていないと、編集時に気づいて青ざめることに……。

準備が整ったら、あとはRecを開始するだけ。
Recする時は、画面下のRecボタンをタップするだけです。

実際にATOMOS SHOGUNで収録した映像がこちらです。

どうでしょうか。あまり喋っていませんが、マイクの入力音は正直こんなもんか……といった感じでした。
編集時にちょうどいい程度まで調整しましたが、どうにか頑張ってこんな感じに仕上がっています。
やはり音をしっかり調整するとなると、USBマイクなどを使用して、PC上でミキサー調整した方がいいのかもしれません。

ATOMOS Ninja Bladeに接続

次にATOMOS Ninja Bladeでの検証です。

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マイクはワイヤレスピンマイクのUWP-V1。このマイクは電池式です。

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Ninja Bladeの側面にある端子から、UWP-V1のLINE端子を差し込みましょう。

マイクはこんな感じで胸元に着けましょう。
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衣服にマイクがあたるとガサガサとこすれるノイズが入ってしまいますので、注意が必要です。

ワイヤレスマイクなので、送信機側と受信機側でチャンネルをあわせる必要があります。
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今回はこのマイクを使ってみるテストなので、設定の仕方はまた別の機械に。

ATOMOS Ninja Bladeのオーディオ設定画面はこのようになります。
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SHOGUNと比べると、ずいぶんと簡易的ですね。
左側はPS4からの入力、右側がマイクからの入力レベルになります。
Analog GAINは最大で12dbまで上げることができました。

フォーマットは1080iの59.94フレーム
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こちらが実際にATOMOS Ninjaで撮った映像になります。

こちらもマイク音声は録れているものの、結構レベルが小さく、編集機でゲインをあげる対応をしました。
ゲームの録画については、SHOGUNほどややこしくなく、音声チャンネルも複数に分かれていないので、とても編集しやすいです。

いかがでしたでしょうか。正直SHOGUNもNinja Bladeも、マイク入力については不満が残る結果となりました。
映像と音声を同時に収録できる点では編集作業がとても楽になりますが、音質のクオリティを求めるのであれば、別撮りをした方がいいのかもしれません。
また、音声を作業するためにもある程度プロ仕様の編集ソフトが必要になりますので、そのあたりの編集知識も必要になってきます。

ゲーム画面を撮るだけであれば、個人的にはNinja Bladeを使う方が、後々の編集作業の負担が少なくて非常に良いかと思います。

今回は少々実験的な記事になりましたが、レンタル機材でもゲーム実況はできるということでご紹介を終わります。

今回使用した器材のレンタルはこちらからどうぞ

PlayStation 4
playstation4-cuh-2000ab01_01

ATOMOS 4K 30p収録対応 SHOGUN(ショーグン)
shogun_01

ATOMOS Ninja Blade(ニンジャブレード)
ninja-blade_01

ソニー SONY ワイヤレスマイク送受信機セット UWP-V1
uwp-v1_01

シュアー SHURE ダイナミックマイク SM58S(オプションレンタル)
sm58s_01