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てしの機材レポート

レンタル館の機材マスター「てし」が監修する、カメラやレンズ、そのた映像機材のレビューや使い方紹介を行っているブログです。作例や使用感なども豊富に掲載しています。

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2017.10.24 |

デジタル一眼レフカメラ

デジタルカメラのGPS機能を使ってGoogleマイマップを作ろう

タイトル_03

GPSと位置情報

スマートフォンやカーナビでおなじみの「GPS」。地球の周りを飛ぶ人工衛星からの電波を受信することで、緯度、経度、高度を測定し、「現在位置」がわかるシステムです。スマートフォンのカメラや、GPS機能搭載のカメラで撮った写真には、この現在位置を「位置情報」として記録することができます。

例えばこの写真。弊社渋谷営業所の入り口です。GPS機能搭載のカメラで撮影しました。

画像01

Exif情報を見てみると、位置情報が緯度経度の数値で記録されています。
※Exif(イグジフ)情報とは・・・撮影日時やカメラ機種、カメラ設定など、写真に関するさまざまなデータの記録のこと。

画像02

位置情報が記録された写真からは、撮影場所を特定することができます。Googleマップの検索ボックスに、緯度経度の座標を入力すると、該当する場所にピンが表示されます。(検索可能な座標数値の形式が決められているので注意が必要です)先ほどの写真に記録されている数値を入力した結果、下記の通り渋谷営業所の場所が地図上に表示されました。

画像03

今回は、位置情報の記録された写真の活用法ということで、GPS機能搭載のカメラを使ってGoogleのサービス「マイマップ」の作成をしてみました。

撮影準備

今回はCanonの一眼レフカメラ「EOS 5D Mark IV」を使用しました。EOS 5Dシリーズでは初めてGPS機能が搭載されたモデルです。

画像04
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設定メニューからGPSの項目を開きます。

画像05

まずはGPSをオンにします。これで、撮影した写真に位置情報が記録されます。
(「モード1」はカメラの電源オフ時でも一定間隔でGPS信号を受信、そのぶん電池の消耗は速くなります。「モード2」はカメラの電源と合わせてGPS機能もオン/オフになります)

続けて「ロガー」を「する」に設定。これは、位置情報を利用した「移動経路の記録(ログ)」ができる機能です。カメラを持って歩いた道のりが記録されます。単に写真に位置情報を記録したいだけでしたら、GPSロガーはオフにします。

画像06

GPSを受信できれば、次の写真のように現在位置の確認ができます。
屋内やビルの近くなど環境によってはGPSの受信がうまくできず、位置情報が記録されなかったり誤差がでたりするようです。

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撮影

撮影中は常時GPSをオンにしていたため、やはりバッテリーの消耗は早いと感じました。約3時間の撮影で、バッテリーは半分ほど減りました。丸一日撮影をするのであれば、予備のバッテリーを持っていたほうが安心です。

マップの作成

撮影を楽しんで、いい写真も撮れたので、いよいよマイマップの作成に入ります。
Googleアカウントにログインをし、Googleマップを開いたら、「メニュー」>「マイプレイス」>「マイマップ」>「地図を作成」と進みます。

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新規の地図が立ち上がりました。

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まずはこの地図に、「GPSロガー」で記録した移動経路を反映させます。しかし、今回使用したカメラで記録されるログデータは、直接Googleマップに読み込みができない形式のため、変換が必要となります。Canonのソフトウェア「MapUtility」を使うと、メモリーカードに保存されたログデータを、Googleマップで読み込み可能な形式に変換できます。

※MapUtility・・・GPS機能内蔵のキャノン製カメラで撮影した画像の撮影場所を閲覧するためのソフトウェア

以下のファイルができました。
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ただ、この変換の作業が少し面倒に感じたので、ログデータは以下のようなスマートフォンアプリで別途取得するのもひとつの手かと思います。これらのアプリは、直接Googleマップに読み込み可能な「kml形式」や「gpx形式」といった形式でログを取ることができます。

ではマップに戻って、「インポート」をクリック。

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ファイルの選択画面で、先ほど変換したログデータを読み込みます。

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移動経路が表示されました。そこそこ長い距離を歩いたので、たどった道のりがひと目でわかるのは、ちょっとした感動です。

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次に、マップ上に写真を追加していきます。
写真の位置情報を一枚ずつ確認→撮影地点を検索→マップに追加、という方法もありますが、かなり面倒な作業になることが予想されたので何か方法はないかと調べてみたところ、下記のフリーソフトを見つけました。

「画像位置情報取得サービス」

写真に記録された位置情報を確認したり、それをもとに地図上で表示してくれるソフトです。
このソフトを使って、複数の写真の位置情報をひとつのファイルにまとめたものを作成できます。Googleマップに直接読み込み可能な形式(CSV形式)でファイルを作ってくれるので便利です。

あらかじめ、マップに表示したい写真をフォルダ分けしておきます。

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ソフトを立ち上げ、フォルダを選んだら、右クリック>「CSV出力」を選択します。

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以下のファイルができました。

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マイマップに戻り、今度は「レイヤを追加」をクリックします。
「レイヤ」とはPhotoshopなど画像編集ソフトをお使いの方にはおなじみかと思いますが、日本語にすると「層」という意味で、グループ分けのようなものです。ここで追加したレイヤが、写真用のレイヤとなります。

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追加したレイヤに、先ほどのCSV形式のファイルを再び「インポート」から読み込みます。
「目印を配置する列の選択」「マーカーのタイトルとして使用する列」は下記の項目にチェックを入れました。

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それぞれの撮影地点を示すマーカーがつきました。

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このひとつひとつのマーカーに、写真を結びつけていきます。
カメラマークのアイコンをクリックします。

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タイトルのJPEGファイル名で検索をかけながら、該当する写真を選択します。

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マーカーの場所に写真が追加されました。これを各マーカーごとに一箇所ずつコツコツとやっていきます。

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マーカーを各種アイコンに変更したり、カラーの変更もできます。アイコンの種類は非常に豊富です。

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レイヤやマーカーを追加し、メモをつけたりなど様々な編集ができます。いろいろいじってみると楽しいかと思います。
また、共有設定を変更すれば他のユーザーでも観覧可能になりますし、サイトへの埋め込みもできます。

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完成したマップはこちら

最後に

写真に記録された位置情報に関しては、自宅や行動範囲の特定につながるなどプライバシーの面でマイナスのイメージも多いと思います。位置情報の記録された写真をインターネット上で公開するリスクは、十分理解しておく必要があります。(TwitterやFacebookをはじめとした主要なSNSでは、投稿された写真の位置情報が自動で削除されるようになっているものもあるようです)
しかし、メリットを活かせば写真整理などに非常に役立ちますし、楽しみ方が広がります。
今回ご紹介した「マイマップ」は、機能も豊富ですし、撮影や旅行の記録として、またコミュニケーションツールとしてもおおいに活用できるものだと思いました。
ぜひ皆さんも、GPS機能や位置情報を活用し、さらに充実したカメラライフを楽しんでみてください!

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