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てしの機材レポート

レンタル館の機材マスター「てし」が監修する、カメラやレンズ、そのた映像機材のレビューや使い方紹介を行っているブログです。作例や使用感なども豊富に掲載しています。

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2018.10.15 |

映像周辺機器その他機材プロジェクター

30周年記念オープニング映像の上映体験

大阪本社では昔からビデオ制作をしており、クラシックバレエなどの撮影をしています。
毎年ビデオ撮影させていただいていますバレエ教室様から今回、30周年記念オープニング映像の制作と上映を頼まれましてプロジェクターの設置から上映までをしてきましたので、その体験をお話させていただきます。

 

主な使用機材(レンタル商品)

・ビデオ編集ソフトEDIUS

https://www.v-apex.jp/pc/windows7/edius.php

・プロジェクターPT-DW740S

https://www.apex106.com/projector/pro/pt-dw740s.php

・中焦点レンズET-DLE250

https://www.apex106.com/projector/opt/et-dle250.php

・長焦点レンズET-DLE350

https://www.apex106.com/projector/opt/et-dle350.php

・小型ラクサー台LE-DUO(可変型)+中板1枚

https://www.apex106.com/other/shuhen/le-duo.php

・ブルーレイプレイヤーDMP-BD77-K(アナログ出力付)

https://www.apex106.com/other/d-deck/dmp-bd77-k.php

 

まず本番当日前の打ち合わせ等を一覧にしました。

  1. オープニング映像のブルーレイ作成(編集ソフトEDIUS)
  2. 舞台監督さんとの電話で打ち合わせ(上映テストのスケジュールなど)
  3. 音響さんとの電話で打ち合わせ(音声のお渡し方法)
  4. 会場ホールさんとの電話で打ち合わせ(プロジェクター用の電源)
  5. 会場ホールの座席表で投影距離を予測(プロジェクターのレンズ選択)

 

1.ビデオ編集

ビデオ編集画面

編集ソフトEDIUSを使って30周年記念映像を作りました。

文字を光らせたり、エフェクトを与えたり、ロールスーパーを入れて

最後にBGMを挿入して、バレエ教室の先生に見ていただきました。

先生から少し修正が入り、直して完成しました。

 

2.舞台監督さんとの電話で打ち合わせ

まずスケジュールの確認などを行いました。

本番当日、午前8:00から会場に入れますとのことで

8:00~12:00の間の準備中に1回目のプロジェクター上映テスト

2回目はリハーサル中にテスト出来ることを確認しました。

スクリーンはグレーの紗幕を用意してくれる事になり

300インチぐらいに上映することに決まりました。

3.音響さんとの電話で打ち合わせ

音声のお渡し方法を確認しました。

LR(白赤端子)は1本にまとめてほしいことになり

変換ケーブルを用意しました。

音声変換ケーブル

ここで注意

ブルーレイプレーヤーはアナログアウト付を用意しましょう。

HDMIアウトのみだと音響さんに音声を渡せないので気をつけましょう。

 

4.会場ホールさんとの電話で打ち合わせ

電源は、会場の壁コンセントから取ると他のコンセントと共有しているため

大型プロジェクターの電源が途中で切れることがあります、と伝えたところ

プロジェクター専用に1回線、用意していただけることになりました。

しかし、C 型でとってもらっていいですと言われました。

うーんC 型?とは何でしょう。

C 型とは以下の画像のような、主に舞台照明用コンセントで形が特殊なコンセントになります。

2e677feb68270e52289b2e704582e94c

これでは接続できないのでホールさんにお願いして

C 型から普通の家庭用コンセントに変換してもらえることになりました。

ここでアドバイス

電圧降下にも注意

電源コードは細くて長いほど電圧降下が大きくなります。

ケーブル

例えばホームセンターで販売している10m延長コード(太さ1.25mm2)で

会社のコンセント100.8Vで使用した場合。

普通は100V出ると思われますがここが違います。

今回使用する大型プロジェクターPT-DW740Sは810WありBDプレイヤーは13W

合計823Wになります

そして両方使用時で電圧を計測すると約95Vまで降下しました。

-5.8Vも降下します。

ワット数が多いともっと降下します。

さらにこの電源コード(太さ1.25mm2)で30m延長すると約88.4Vまで

降下してしまいプロジェクターは初め点灯していたのに途中で電源が

落ちてしまいました。

このプロジェクターは90V以上ないと正常に動作しないです。

参考までに10m~50mまでの電圧降下表になります。

太さ1.25mm2 太さ3.5mm2
10m 95V 98.4V
20m 91.3V 95.1V
30m 88.4V 94.2V
40m 84.8V 93.3V
50m 79.2V 91.7V

(823W使用時で社内コンセント100.8Vで計測)

この事から

太いコードを使うと安全

 太さ3.5mm2コードなら30m延長しても約94.2Vまでしか降下しなかったため

プロジェクターの電源は落ちなかったです。

電源コードは太いものを使用することをお進めします。

レンタル商品

電圧降下を防ぐ電源延長コードPPTF-10E

https://www.apex106.com/other/cable/pptf-10e.php

5.会場ホールの座席表で投影距離を予測

だいたい会場のホームページには、座席表のPDFがダウロードできる

ようになっています。

この座席表をみて一番後ろの方から投影するのでスクリーンまでの距離が

23m~26mぐらいなのが予測できました。

300インチに投影する場合、下記の表からみて中焦点レンズ又は、

長焦点レンズのどちらかで投影できることがわかりますので両方準備しました。

スクリーンサイズと投映距離

スクリーンサイズ
(16:9)
投映距離 [m]
中焦点レンズ
ET-DLE250
投映距離 [m]
長焦点レンズ
ET-DLE350)
300インチ 16.09~25.46 25.35~38.38

以上で本番当日前の打ち合わせと準備が出来ました。

いよいよ本番当日です。

朝8時、会場に入りました。

会場

ホールさんにご挨拶をして、電源を用意してもらいました。

変換ボックス

プロジェクターの設置位置から10mしか離れていなかったのですが

一応、太い電源コード10mでつなぎ、養生で外れないように固定しました。

太いコードでつなぎ

投影場所からスクリーンまでの距離は、約23mぐらいでしたので

プロジェクターに中焦点レンズを取付けました。

レンズ取り付け

次に、ラクサー台の組立です。

ラクサー組立

ここでポイント

通常だと中板は1枚しか入っていないので

高さが約133cmしか上がらないです。

今回、中板をもう1枚用意して高さを約173cmにしてプロジェクターを置きしました。

ラクサー組立2

こうすることによってプロジェクターを設置した場所の前の席で

人が立たれても投影中にかぶらないです。

設置完成

後、キャスターでロックできるのですが、多少ずれるので

養生で貼って固定しました。

養生貼り付け

ブルーレイプレイヤーを置いてプロジェクターとHDMIケーブルでつないで

音声変換ケーブルをつないで設置完了です。

次に、音響さんが来られました。

音声LR(白赤端子)をまとめて1本にしていたのですが、キャノンケーブルで

ホールの壁の6番に入れてほしいとなりました。

ビデオ撮影もしていたので予備のキャノンケーブル20mがあり

ピンからキャノンに変換してホールの壁のキャノン入力6番につなぎました。

音声お渡し

ブルーレイプレイヤーを再生して音声を確認してくれました。

いよいよ1回目の投影テスト

予定では8時~12時の間にプロジェクター投影テストが

出来るはずでしたが、舞台と照明の設置が遅れていたため

実際テストできたのが12時すぎになりました。

投影して大きさと位置とフォーカスなどを調整しました。

投影テスト01

そして、ブルーレイを再生してオープニング映像が映りました。

投影テスト02

ここで投影中に電圧のチェック

テスタで計って103Vありましたのでまったく問題ないでしょう。

電圧計測

必ず投影中に計測しましょう。

投影している最中に最大電流が流れていますので

電圧降下を確認するには、この状態で計測することが大事です。

後、計測するコンセントはプロジェクターの電源を取っている

コンセントと同じ所で計りましょう。

やはりC型から電源をいただいていますので100V以上あるのは安心です。

残念ながら時間が押していたため最後まで再生できず1回目のテスト終了。

 

一応リハーサル中にもう一度テストできるので本番と同じ感じですることになり

映像を投影した状態(タイトル文字表示状態)で始める事になりました。

ここで今回のブルーレイの作り方

舞台の客入れは本番30分前とだいたい決まっています。

今回タイトル文字を投影した状態で客入れするので

ブルーレイを作るときに静止画(タイトル文字)を40分間入れておき

その後にオープニング映像を入れてチャプターを打っておきました。

客入れ5分前から再生しても40分間、静止画が入っているので安心です。

チャプターを打っているので舞台監督さんの合図でリモコンのスキップボタンを押すと

オープニング映像をスタートさせることができるので便利です。

それと再生して映像が写っているとプロジェクターが投影できている事が

確認でき安心します。

黒から投影の場合、本当に投影できているか不安の中、始まりますので

緊張感が違います。

後、ブルーレイを再生すると通常、下記のような再生表示が出てしまいます。

再生表示マーク

この表示もブルーレイデッキの設定で表示なしに出来ます。

初期設定→システム設定→TV設定の画面表示動作を切にすれば

表示されなくなります。

デッキの設定

ではいよいよリハーサルでのテストが始まりました。

本番前の最後のテストです。

舞台監督さんが「本ベルからテストします」

本ベルとは、今から舞台が始まりますのブザー音の事

ブルーレイのリモコンの再生ボタンを押してタイトル文字が投影されました。

本ベルが鳴り会場が暗くなり、ナレーションが流れました。

そしてナレーション終わりで舞台監督さんから

「ビデオお願いします」の合図をいただき

リモコンボタンのスキップを押しました。

再生がスタートしオープニング映像が写りました。

本番投影

オープニング映像が終わり

プロジェクター側でシャッターボタンを押しました。

シャッターボタン

こうすることによってブルーレイの再生をストップしても下記のような

デフォルト画面が投影されないので黒のままいい感じに終われます。

デフォルト画面

このシャッターボタンは、とても便利で映したくない映像の時に

ボタンを押すと隠せるので、準備できてからもう一度

シャッターボタン押せば投影されます。

リハーサルが終了し舞台監督さんからOKをいただきました。

「本番は合図しないのでナレーション終わりで映像スタートしてください」と

言われましたので、ナレーターさんにナレーション原稿を確認させてもらいました。

 

いよいよ本番です。

客入れ5分前にスクリーン(紗幕)が下りてきました。

プロジェクターの投影スタートです。

ブルーレイの再生ボタンを押しました。

カウンターが進みタイトル文字が投影されました。

タイトル文字投影

25分が経ち1ベル5分前が鳴り、5分後 本ベルが鳴りました。

会場が暗くなって、ナレーションが流れてきました。

会場暗くなる

予定どおりナレーションの終わりで次へのボタンを押し

無事、映像がスタートして投影できました。

本番映像スタート

映像の終わりが近づき黒くなった所でプロジェクターのシャッターボタンを押して

無事に上映できました。

ホットしました。

後は、いつもの感じでビデオ撮影も無事に終わり

長い一日が終了。

おつかれさまでした。

 

 

以上でプロジェクターを使っての上映体験話を終わります。

何かのお役に立てれば幸いです。

最後まで読んで頂き有難うございました。