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てしの機材レポート

レンタル館の機材マスター「てし」が監修する、カメラやレンズ、そのた映像機材のレビューや使い方紹介を行っているブログです。作例や使用感なども豊富に掲載しています。

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2019.09.30 |

ビデオカメラ

OSMO ActionとGoPro Hero7 選ぶならどっち?

2019年5月に発売されたDJIのアクションカム『OSMO Action』、それまでGoPro独走だったアクションカメラの領域に突如として現れた黒船だ。
発売からしばらく経過して、実際の使い心地やGo Pro Hero7との差別化もわかってきたので、レポートしてみたい。

OSMO ActionとGoPro Hero7との決定的な違いは、やはり前面についている液晶パネルだ。背面はGoPro Hero7と同じように撮っている映像をプレビューすることができるが、OSMO Actionは背面から前面のスクリーンへ切り替えれば、セルフィー撮影するとき映り方を確認しながら撮影することができる。
セルフィー撮影での使いやすさはOSMO Actionに軍配があがるだろう。

しかし、この前面のディスプレーはタッチパネルではないため、設定をいじるためには背面パネルへ切り替えが必要になる。
切り替えをするためには、本体側面にある「QSボタン」を長押しするか、背面タッチパネルを2本の指で2回タップするといった方法がある。
いずれにしても押した直後の切り替えがスムーズで、直感的な操作で分かりやすいと感じた。

機動力でいえばOSMO Actionがいい

OSMO Actionは電源を押してから操作できるようになるまでの時間がスピーディだ。約3秒ほどでスタンバイ状態になる。対するGoPro Hero7は電源を押してから約5秒後に電源が入る。この僅かな時間だか、体感してみるとストレスの感じ方はとても違うのだ。

本体の背面タッチパネルについては、GoPro Hero 7と比べるととても操作感がなめらかで、スマートフォンを操作する感覚と同じように画面が指に吸い付いてくる感じでとても扱いやすい。

さらに便利な機能でいえば、ユーザーの好みの設定を予め設定しておいて、QSスイッチに割り当てることができる。撮影ごとに設定を変えることなく、ボタンひとつでユーザー設定を呼び起こせる。

バッテリー交換はやや不安?

OSMO Actionは防水仕様だ。ハウジングをつける必要なく、本体のまま水深11mまで潜ることができる。

GoPro Hero7はバッテリー単体として装着させる形で、本体の蓋を外して装着させる。
対するOSMO Actionは
、バッテリーは本体の蓋と一体型になっていて、浸水防止用のゴムもこのバッテリーについている。バッテリーを装着するときは、本体の2つのロックをしっかり確認してオレンジ色が見えなくなるまで押し込む。カチッと音がなればしっかりとロックされている。
この確認を怠った場合、本体もろともバッテリーまでお釈迦になる可能性がある。

HDR動画撮影にも対応

OSMO ActionはHDRの動画撮影にも対応。GoPro Hero7は静止画での撮影時にだけ対応しているが、動画撮影時には対応できていない。OSMO Actionの推しポイントのひとつだ。

しかし、HDR動画撮影時の解像度は4Kと1080pともに30FPSまでとなる。

手ブレ補正はどっちがいい?

OSMO Actionには、強力な手ブレ補正機能『Rock Steady』が備わっている。
GoPro Hero7の手ブレ補正技術も、前世代のHero6に比べると格段に進化しているが、OSMO ActionのRock Stedyはどうなのだろうか。

動画撮影を前に両者の画面を比較してみたい。
まずはGoPro Hero7の画面だが、手ブレ補正をオンにした場合のとオフにした状態の画角を比較してみよう。
ブレ補正をオンにした場合だと多少クロップされているのがわかる。クロップしておくことでブレた映像の端を切り取って使うので、映像の中心部分はブレを抑えた映像を残すことができるという仕組みだ。

対するOSMO Actionのブレ補正時のクロップ率を確認してみよう。GoPro Hero7に比べて大きくクロップされているのがわかる。
どちらも広角サイズで撮影しているとはいえ、OSMO Actionのはまるでズームしたかのようだ。このクロップ率の恩恵はいかほどだろうか。

実際にGoPro Hero7とOSMO Actionを自転車に設置して走行してみた。

実際に撮影してみた動画がこちら

GoPro Hero 7は比較的どんな衝撃にも強く、対するOSMO Actionは衝撃を感じた際に画面のブレが目立つ。OSMO Actionのほうが外側に着いていたので、その分伝わる衝撃も強かったとも思える。
手ブレ補正時のクロップ率が高く設定されているとはいえ、画角が狭くなっているぶんブレが目立ってしまうのだろうか。
音声に関しても、GoProのほうがクリアな音声が撮れたのだが、OSMO Actionはややこもった音となってしまった。

まとめ

実際に使ってみて思ったのは、ユーザビリティに特化して使いやすくもあるのだが、アクションカムとしてはまだまだGoPro Hero7のほうを選びたいと思える仕上がり。
ドローンやジンバルほか、新製品をリリースするたびに驚かされるDJIの製品、次期OSMO Actionが出る頃にはさらにGoProとの差が縮まってくるのは明らかだろう。