ニコンEタイプレンズを使ってみる。

みなさん、「ニコン Eタイプレンズ」をご存じでしょうか。
レンタル館での取扱商品では、大きく分けると、Dタイプ、Gタイプのレンズがありましたが、今回そこへEタイプが追加されました。
本日は先日新しく入荷したニコンのレンズ「AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR」、こちらを使いながら検証してみたいと思います。

af-s_nikkor_200-500mm_f56e_ed_vr_01.jpg

こちらは2015年にニコンより新発売されました、「開放F値5.6一定で望遠域から超望遠域までをカバーする」超望遠ズームレンズです。
型番を見てみると、F値の後ろの表記が「E」となっています。

AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR

こちらは新しいタイプのレンズで、「Eタイプ」のカテゴリーに入るレンズです。

以前、Gタイプレンズが発表された時には、レンズ本体から絞りリングが省かれました。これによりレンズのコンパクト化が可能となったと言われています。
では、今回のEタイプレンズではどのような変化があるのでしょうか。調べてみました。

ニコンイメージングのHPには次のような記載があります。

  • 【Eタイプレンズ】
  • 電気信号によりレンズ本体の絞り制御を行う
  • (ニコンイメージングHPより)

みなさん、この言葉でわかりますか?実際にEタイプレンズとGタイプレンズを比較してみました。

nikon_e-type_lens_01.jpg

違いは、絞りレバーがあるかないかになります。
赤の丸印の部分が絞りレバーで、従来はこのレバーを、機械的に上げ下げすることにより絞り制御を行っていました。
ところが、Eタイプレンズではこれを「カメラボディー側から電気信号により絞り制御する」ようになった、ということです。

違いは分かりましたね。では、この違いが撮影にどのような変化を生むのでしょうか。ニコンサービスへ問い合わせてみました。

サービスの方からは一通り前述しました従来との違いの説明を受け、その後その効果を尋ねますと、次のような答えが返ってきました。
「特に長いレンズの使用時において露出が安定します」
ということでした。
言葉の意味はわかりますが、実感するのが難しい答えでした。
これは使っていかないことには、体感できない違いかもしれませんね。

ところで、気になることがあります。
以前、Gタイプレンズが発表された際に絞りリングがなくなったことで、フィルムタイプのカメラにおいて使用内容に制約があったり、そもそも使えないカメラがでてきました。
今回の変更では「カメラボディー側から電気信号により絞り制御する」とありましたので、ますます使用制約のあるカメラ、使えないカメラが出てくるのではないかと考えました。
更に調べてみました。

  • 【Eタイプレンズとの組み合わせについて】
  • デジタル一眼レフカメラのD2シリーズ、D1シリーズ、D200、D100、D90、D80、D70S、D70、D60、D50、D40X、D40、D3000とフィルム一眼レフカメラではEタイプレンズをご使用できません。
  • D4、D3X、D3S、D3、D800、D800E、D700、D600、D300S、D300、D7000は最新版のファームウェアにバージョンアップしてからお使いください。
  • (ニコンイメージングHPより)

やはり、使用できません、というカメラが出てきました。
中にはそれほど古いものとも思えない型番のものもありますが、本当に使えないのでしょうか。

見たところマウントの形状は同じようですし、物理的に付かないということはなさそうです。
ちょうど使えないカメラに挙がっている「D90」というカメラは弊社ラインナップへありますので、試してみようと思います。
※メーカーが使用できないとアナウンスしていますので、マネしないようにお願いします。自己責任で試しています。

まずはD90を用意し、マウントを確認したところ、問題なく付きそうですので実際に装着してみます。

nikon_e-type_lens_03.jpg

問題なく装着できました。
つづいて、シャッターを切ってみます。

nikon_e-type_lens_04.jpg

切れました。これなら撮影できそうです。

では、持ち出して撮影してみます。(以下の写真はクリックで拡大)

nikon_e-type_lens_11.jpg

シャッタースピード 1/1250
絞り値 f/5.6
焦点距離 200mm (ニコンDXフォーマット)

これは名古屋営業所から見えるテレビ塔をD90にAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRを装着し、撮影モードを「P」プログラムオートにて撮影した写真です。 (トリミングしてあります)
少し天候は悪い状況でしたが問題なく写っています。

次は同じ場所から、露出補正して撮影したもの。

nikon_e-type_lens_12.jpg

シャッタースピード 1/2000
絞り値 f/5.6
焦点距離 200mm (ニコンDXフォーマット)
露出補正 -0.7

nikon_e-type_lens_13.jpg

シャッタースピード 1/800
絞り値 f/5.6
焦点距離 200mm (ニコンDXフォーマット)
露出補正 +0.7

露出補正も反映されました。今のところ問題なし。
つづいて撮影モードを「M」マニュアルへ変更して撮影して見ようとしたところ・・・絞り値が変更できません。
シャッタースピードは変更できます。ISOやホワイトバランスも変更可能です。
ですが、絞り値は変更できません。

ここで、思い出して下さい。
Eタイプレンズは「カメラボディー側から電気信号により絞り制御する」ようになっているんでした。
つまり「D90」では絞り値を制御する信号を発すことができないようです。
こういった理由で「使用できないカメラ」に挙げられているのではないでしょうか。
プログラムオートにて撮影した写真はすべて絞り値が開放になっています。制御できないので常に開放のまま(絞ることができない)なのですね。

ただし、この推測は実験の結果であってメーカーアナウンスではありませんので、使えないカメラに挙がっている機種の正確な理由はわかりかねます。
簡単な撮影においてはその他に違和感は感じませんでしたので、全く動かないわけではないようですが、少なくとも絞り値は変更できないようです。

なお、弊社レンタルカメラ(D4、D3S、D800、D700、D600、D300S)におきましては、既にファームウェアはバージョンアップ済みとなり、問題なく動作いたします。
これからEタイプレンズの使用を検討されている方は、お持ちのボディとの組み合わせ、ファームウェアバージョンには十分に気をつけてください。

最後に今回ご紹介したEタイプレンズ「AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR」のレンタルは以下からお申し込みいただけます。
AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRのレンタル

nikon_e-type_lens_13.jpg

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