2016.06.16 |
LiveWedgeについて 〜本体及び専用アプリの使用方法〜
今回はスイッチング可能なライブ配信機器であるLiveWedgeについて書きたいと思います。
まずは本体がこちらです。
背面の端子も見てみましょう。
入力端子はHDMIが4系統、音声アナログ(ピン入力)が1系統あり、出力端子はHDMIでアウトプットとプレビューの2系統を搭載しています。
これで4つの映像、5つの音声ミキシングをしながらの配信が可能となっています。
専用アプリで簡単操作
映像の切替及び配信については専用のアプリがありますので説明していきたいと思います。
まずはiPadにLiveWedge専用アプリをインストールしましょう。
ダウンロードはこちら
LiveWedge App(無料)
LiveWedge本体とiPadの接続方法を簡単に説明します。
iPadとの初期接続方法についてはこちらを参考にしてください。
接続が完了するとLiveWedgeのアプリ画面が開きます。
詳細画面がこちらです。
1~4の分割画面には現在入力されている映像が映し出されます。
ただしLIVE配信中はここの映像はプレビューされません。
REC・LIVE・INPUT・OUTPUTについては画像内に説明を入れています。
ちなみにスイッチングしている動画をSDカードに録画することができます。
対応しているのはSDカード、SDHCカード、SDXCカードになります。
録画フォーマットについてはこちらを参考にしてください。
※SDカードに録画する際の注意点ですが録画中はライブ配信、タブレットでの映像プレビューは出来ません。スイッチングしている画像は本体のHDMIアウトから別モニターにて確認が必要になります※
画像のエフェクトについては画像右側のEFFECT CHANNELから設定できます。
左と中央のaddと書かれている6つの箇所には、自分の設定したエフェクトがセットできます。
(右の3列は固定エフェクト)
音声の設定
音声については内蔵ミキサーを搭載しているのでそこから設定できます。
右側のAUDIOから下記画面に映ります。
AUXはアナログオーディオチャンネル(赤白入力)を、1.2.3.4は入力されている映像の音声レベルを調整出来ます。
- 画面赤枠のON/OFFで音声を入れるか切るかの設定。
- 画面黄色枠の半円型のスライダーでゲイン調整。
- 左の緑枠のAUDIO DELAYで音声の残響調整が出来ます。
各入力の音声が調整できたら右側のMasterで最終出力レベルを決めて完了です。
LIVE配信設定
続いてLIVE配信の設定に行きます。
LiveWedgeには「APモード」と「クライアントモード」という2つのネットワーク接続があります。
- APモード:
- LiveWedgeがアクセスポイントになり、iPadと直接接続するモードです。
有線LANのみの場合、LiveWedgeのアクセスポイントを経由することでiPadのインターネット接続やLiveWedgeの操作が可能です。
有線LANと2.4GHz帯の無線LANの2種類のインターネット接続が可能な場合はLiveWedgeを介することで5GHz帯の安定した接続が可能です。
- クライアントモード:
- ルータやアクセスポイントを介してインターネットに接続が可能な環境で、LiveWedgeをクライアントとして接続するモードです。
インターネット接続が無線LANしかない場合、LiveWedge、iPadともに同じ無線LANに接続することでLiveWedgeの操作とライブ配信が可能です。
メーカーページには上記のように書かれていますが、もっと分かりやすく説明してみましょう。
簡単に言えば、有線LANで使う場合はAPモードで、無線LANで使用する場合はクライアントモードを使用するという事です。
初期設定でiPadと繋ぐ際にAPモードで繋ぎます。その後ライブ配信を行う際に有線なのか無線なのかで設定を変えればいいだけです。
ネットワークモードの切り替えについてはアプリのLive & Networkから変更を行います。
まずは上のRESET LIVEを選択します。
続いて使用するLANに合わせてモードを選択します。
無線LANにて使用する場合はクライアントモードを選択します。
次にその場で使用するWiFiのネットワーク名とパスワードを入力します。
この設定をするときはipadとLiveWedgeはAPモードで繋がっています。
クライアントモードに切り替えると一旦iPadとLiveWedgeの接続が切れます。
ここの設定はLiveWedge本体でも操作可能です。
しばらく待つとまたLiveWedgeと接続出来ますので再度繋ぎ直すとLIVE配信が可能になります。
※一旦APモードからクライアントモードに切り替わる際に時間がかかることがありますがその原因については検証中です※
クライアントモードでiPadとLiveWedgeが接続されたら画面上のLIVEをタップします。
こんな画面が出てきます。
PASSWORDとVERIFYを入力します。
ここのパスワードは自分で任意設定で構いません。VERIFYにもパスワードと同じ文字を入力してください。
OKをタップすると
LIVE SHELLでおなじみのこの画面が出てきます。
USTRERM配信の場合、ユーザー名・パスワードを入力すれば番組一覧取得から自身の番組に紐付けされますので、番組を選択し後はDASH BOARD画面から配信開始を押せばライブ配信が可能です。
上の画像がDASH BOARDの画面です。
配信設定に関しては説明は省略します。詳しくはこちらを。
本体アプリの説明はこのぐらいになります。
出力設定
出力に関してはPROGRAM OUT、PREVIEW OUTの2つがあり、配信解像度は下記となります。
出力解像度は480P・720P・1080P・AUTO4種類しかないのでモニタリングする際は接続機器の入力解像度も確認が必要になります。(インターレースの出力は不可)
上記のようにアプリを使用しなくてもLiveWedge本体側で設定変更も可能です。
本体とアプリで出来る事がなんとなく分かりましたでしょうか。
映像切り替えのエフェクト等も説明したいのですがそれはまた別の機会に書きたいと思います。
ライブ配信だけではなく単純にスイッチャーとしても使用できるLiveWedgeをぜひお試しください。
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