ソニー デジタル一眼カメラとレンズのマウントについて

今回は、社内でも分かりづらいと評判のソニーのデジタル一眼カメラの規格を、センサーサイズおよびレンズマウントの違いを交えながら説明したいと思います。

さっそくですが、ソニーのカメラにはレンズを付ける部分、「マウント」が2種類あります。「Aマウント」と「Eマウント」です。

sony-mount-a-e.gif

Eマウントはミラーレス一眼と呼ばれ、メーカー問わず近年賑わいを見せているカメラです。家電量販店でもとてもたくさんの種類が売られていますね。

さらに、Aマウント、Eマウントは、それぞれ2種類に分類できます。カメラにはイメージセンサ※注と呼ばれる部分があり、そのセンサーの大きさによって「35mmフルサイズ(単純にフルサイズ)」と「APS-Cサイズ」とに分けられます。

sony-mount-sensor.gif

つまりソニーのデジタル一眼カメラは4パターンの組み合わせが存在します!

sony-mount-4patterns.gif

実はレンズも4パターンあります。この種類の多さですから、分からない人はまったく分からないはずですね…。
でもこの記事で、是非判別のコツをつかんでいって下さい。

「センサーサイズが違うと具体的に何が違うの?」といった疑問があるかもしれませんが、ひとまずここでは「センサーサイズが違うと写る範囲が違う」と覚えて下さい。このことは最後の方で解説します。
また当たり前ですが、AマウントにはAマウント用のレンズを、EマウントにはEマウント用のレンズを装着して使います。ここから先は特に注釈が無い限り、その前提でお話しします。
ただし、マウントアダプターを使用するといった例外もありますが、ここでは割愛します。

ではマウントの話に戻りましょう。まずはAマウントから。

AマウントカメラとEマウントカメラの見分け方

Aマウントを持つカメラは、 α77、α99 というように、カメラの名称が「α(あるふぁ)+数字二桁」なカメラが該当します。※注

sony-mount-a-mount-camera.gif

同様にEマウントは α7、α6000 というように、数字が一桁と四桁が該当します。

sony-mount-e-mount-camera.gif

また実機を見てみると、マウントの部分にレンズを付ける際にめやすとなるマークが異なっています。これで判断しても良いと思います。

sony-mount-AE-mount.jpg

もっと言ってしまうと、
Eマウントのカメラ本体には「E-mount」って書いてあります!
カメラだけではなくレンズにも書いてあります!

これさえ知っていれば、実機を確認できる方はもう間違わないですよね?

続いてレンズを見ていきましょう。

AマウントレンズとEマウントレンズの見分け方

レンズは
名前に「DT」が入っている
または「SAL」から始まっていればAマウント
FE」や「E」が入っている
または「SEL」から始まっていればEマウント

です※注。以下、一例を確認して下さい。

sony-mount-lens-sal.gif sony-mount-lens-sel.gif

ソニーのレンズは、型番の始まりが必ず「SAL」または「SEL」から始まるので、これで判別するのが一番です。また名称を見ると、Eマウントレンズには必ず「E」か「FE」が入っているため、こちらも分かりやすいと思います。

Aマウントレンズは「DT」が入っているか、もしくは最終的に「E」も「FE」も「DT」も入っていないので消去法でAマウントレンズ、とも言えるでしょう。

さて、今回一番難しいところです。

各マウントで使えるレンズは?

ソニーのレンズは、SALとSELだけなら良かったのですが、特にEマウントレンズの「FE」と、Aマウントレンズの「DT」が、混乱を生じさせる原因となっていると思います。
無視してSAL、SELだけで判別したいところですが、やっかいなことに、名称の違いは性能の違いでもあるため無視することはできないのです…。

「(DTレンズを含む)Aマウントレンズは、すべてのAマウントカメラで使える」
「(FEレンズを含む)Eマウントレンズは、すべてのEマウントカメラで使える」
とは言い切れないのです。

文字で書いてもよくわかりません。以下、図で仕分けをしてみました。

sony-mount-a-mount-lens.gif sony-mount-e-mount-lens.gif

いかがでしょうか?ちょっと難しいでしょうか?
そもそも「使える」「使えない」とはどういうことなんでしょうか?「装着できる」「装着できない」のことでしょうか?

いいえ、違うんです。またこれが話をややこしくしているのです。
ここで最初の方で書いた「センサーサイズが違うと写る範囲が違う」の解説になるわけです。さっそくその範囲を示した下の画像をご覧下さい。

gakaku01.jpg gakaku02.jpg gakaku03.jpg gakaku04.jpg

上のように、カメラと同じマウントのレンズは装着はできますが、センサーサイズによってきちんと写せる範囲が異なるのです。特にフルサイズカメラにAPS-Cサイズのレンズを付けて撮った場合が要注意で、周辺が写らないのではなく、黒く影が出ます。俗に言う「ケラれ」が発生している状態です。

この場合、写真として成り立たせるには、トリミングする(黒くなった部分以外を切り取る)か、カメラに備わっているクロップ機能(トリミングと同じことをカメラ側で自動でしてくれる)を使う必要があります。
どちらの場合もフルサイズの写る範囲を最大限に活かすことはできず、APS-Cのように狭まって写りますので、全体としての解像度は激減してしまいます(60%減くらい)。使える使えないというニュアンスは、ご理解いただけましたでしょうか?

なお、掲載後にご指摘いただきましたので追記させていただきます。
ケラれが発生するとありますが、実際にフルサイズカメラにAPS-Cサイズレンズを付けると、自動でクロップモードなものになり、画角が狭まります。あえてそれを解除すると、画角が広がりますがケラれが発生します。

AマウントカメラでのAマウントレンズ使用状況
  フルサイズ APS-C
DTレンズ フルサイズで撮影不可
クロップすれば使用可能
APS-Cサイズで撮影可能
その他の
Aマウントレンズ
フルサイズで撮影可能 APS-Cサイズで撮影可能

 

EマウントカメラでのEマウントレンズ使用状況
  フルサイズ APS-C
Eレンズ フルサイズで撮影不可
クロップすれば使用可能
APS-Cサイズで撮影可能
FEレンズ フルサイズで撮影可能 APS-Cサイズで撮影可能

まとめ

いかがでしたか?
今回の目的は、ソニー製のデジタル一眼カメラが「Aマウント」か「Eマウント」かわかるようになることでしたが、少しでも理解が深まったなら嬉しく思います。

ソニー製品に限らず、型番には何かしら意味があったり、略称だったりすることが多いと思います。今後はそのことを思い出して、他社製品でも応用してみてはいかがでしょうか。

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※イメージセンサとは(引用)
「イメージセンサとは、人の目の網膜の部分にあたり、被写体をセンサの受光面に結像させ、結像した像の光の明暗を電気信号に変換(光電変換)して、変換した信号を順次読み出すことで、画像を映し出すことができるデバイスです。」 http://www.sharp.co.jp/products/device/about/ic/ccd_cmos/

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※2015年1月時点ではこの名称で判断する方法が使えますが、過去にα700などの三桁機もありましたので、今後も絶対ではありません。
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DTレンズとは?
「Digital Technology」の略のようです。昔はフィルム(アナログ)のカメラもありましたので、それには使えない「デジタル専用」のレンズ、という意味合いでしょう。
なお公式ではありませんが、SALは「ソニー Aマウント レンズ」、SELは「ソニー Eマウント レンズ」と覚えれば良いと思います。
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